研究課題/領域番号 |
18K17600
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
菅沼 真由美 山梨大学, 大学院総合研究部, 医学研究員 (50597028)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 認知症 / 認知症カフェ / 市民ボランティア / 認知症の理解 / 専門職支援 / 体験 |
研究成果の概要 |
ボランティア1人1人が認知症の人の実像を理解し、当事者意識を持つことは、認知症に対する偏見をなくし、適切な対応につながると考えられる。認知症サポーター養成講座などの座学とともに、認知症の人と直接接することは、認知症の人の正しい理解を深める機会になりうると考える。 認知症の人への対応方法をボランティア同士で共有し、行動心理症状や危険を伴う行動への対応方法を学べる教育方法の検討の必要性が示唆された。また、認知症になってもその人らしく住み慣れた地域で暮らし続けることを可能にする地域づくりのために、ボランティアがカフェでの認知症や対応方法の体験を地域の人に伝えることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ボランティアにとってカフェは、専門職とともに参加し、日常的な場で認知症の人や家族と直接関わることで、認知症の理解や認知症の人への接し方を学ぶことができる有用な場である。さらに、認知症に対する偏見をなくし認知症になっても暮らしやすい地域をつくるきっかけとなる場でもある。限られた時間のなかで、認知症の人や家族と関わる時間は少なく、ボランティアが認知症の人や家族との接し方を学ぶことは容易でないため、継続教育の必要性が指摘されている。認知症カフェの限られた時間のなかで、ボランティアが認知症の人と家族を正しく理解し、適切な接し方を習得できるための方策を検討することが課題である。
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