研究課題/領域番号 |
18K17603
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
龍野 洋慶 神戸大学, 保健学研究科, 講師 (70782134)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 高齢者看護学 / 家族介護者 / 要介護者 / 介護保険サービス / 睡眠 / 介護負担感 / ポジティブ感情 / ネガティブ感情 / 家族介護 / 就労 / 抑うつ / Well-being / 在宅介護 / 国際比較研究 / 縦断研究 / 介護負担 / 主観的well-being / 療養支援 |
研究成果の概要 |
本研究は①日本の在宅における介護サービス利用者とその家族介護者の睡眠状況と介護負担感や家庭血圧について客観的デバイスを用いた中長期的な追跡調査を実施し因果関係を検証し、②台湾(台北医学大学)、インドネシア(インドネシア大学)との3か国間比較調査を行った。①の日本における研究では就労する家族介護者は有意に介護負担感とネガティブ感情が高く、睡眠時間と入床時間(横になっている時間)が有意に短いことが明らかになった。②の日本、台湾、インドネシアとの3か国間比較調査では、日本の家族介護者において介護負担感が有意に高く、要介護高齢者においては特に台湾において睡眠と抑うつとの有意な関連が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本において在宅介護サービスを利用し就労中の家族介護者は就労していない家族介護者と比べて介護負担感とネガティブ感情が高く、デバイスで測定した客観的な睡眠時間と入床時間が短く、前日の睡眠時間が短くなるほど翌日の介護負担感が益々高かったことから、在宅で介護サービスを利用する家族介護者には睡眠時間が確保できているかにも着目して様々なサポートを考えていく必要があることが示唆された。日本、台湾、インドネシアの3か国間比較調査では、日本の家族介護者は介護負担感が高いこと、台湾の要介護高齢者は睡眠と抑うつに関連があり、超高齢社会となる各国の在宅支援のあり方を検証するための有益な情報を提供できた。
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