研究課題/領域番号 |
18K17624
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
高橋 佳子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 研究生 (70782027)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 褥瘡 / 外力と骨突起の相互関係 / 褥瘡モデル / 褥瘡物理的モデル / 骨突起と外力の相対的位置関係 |
研究成果の概要 |
褥瘡の原因は、骨突起上に加わる外力であり、そのベクトルからは「圧迫」と「ずれ力」を構成要素としている。しかし、褥瘡の発生時や既存の褥瘡における各々の骨突起上での外力の実際の作用機序については十分解明されていない。今回、ポケットを有する褥瘡に焦点をおき、ウレタンフォームを用いて高齢者の皮膚軟部組織の物理学的特性を反映させたポケットを有する褥瘡モデルを作成し、外力に対する褥瘡ポケット内部の挙動を可視化し、ポケットを有する褥瘡に対する治療・ケアの原理・原則を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
深い褥瘡にみられるポケット形成は、特異的な形態であるとともに治癒の遅延や感染症の合併をおこすため、褥瘡治療・ケアにおいて大きな問題となっているが、外力がポケット内部にどのように影響を与えるかという機序は不明であった。今回、高齢者の皮膚軟部組織の物理学的特性を反映させた褥瘡モデルを作成し、外力に対する褥瘡ポケット内部の挙動を可視化できる実験方法を構築することができた。これを用いて、今後さらに詳細なポケット内部の外力に対する挙動を明らかにできると考えられ、ポケットを有する褥瘡の治療・ケアの発展が見込まれる。
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