研究課題/領域番号 |
18K17625
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 人間環境大学 |
研究代表者 |
栗田 愛 人間環境大学, 看護学部, 講師 (50759149)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | グリセリン浣腸 / 摘便 / 看護技術 / 便秘 / フィジカルアセスメント / 在宅要介護高齢者 / 訪問看護 / 肛門管刺激 / 看護実践モデル / 排便促進技術 / 排泄 / 排便 / 浣腸 / 排便ケア / 要介護高齢者 / アセスメント |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、在宅で療養する高齢者に看護師が安全にグリセリン浣腸(以下、GE)と摘便を実施する際のアセスメントと実践の見本となるモデルを構築することである。研究は3段階で行い、①まず訪問看護師の排便に関する事例を集積した。集積したデータはGEによる有害事象を回避する視点で整理し、モデル案を作成した。②次に、文献検討によってモデル案の検討をした。また、解剖学者、訪問看護師に安全性の検討を依頼し、モデル案を修正した。③修正したモデルを在宅要介護高齢者に実施し、モデルの評価と修正をした。そして、在宅で看護師が活用することを考え、医師にモデルの安全性を確認し、見本となるモデルを完成させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グリセリン浣腸(以下、GE)は、カテーテルなどによる直腸粘膜の損傷や、損傷部から血管内にGE液が移行し、赤血球が破壊される溶血が問題となっている。この問題は、GEと摘便の併用が危険性を高めると指摘されており、GEや摘便の実施頻度は在宅で多い。本研究で作成したモデルは、在宅において自力で排便できない高齢者に対して、看護師が身体診察によりGEや摘便の必要性を判断するための見本である。そして、GEや摘便を実施する際には、安全に行う見本ともなる。このモデルにより、在宅で療養する高齢者の排便に伴う負担が減り、安全な排便の一助となると考える。また看護師の判断力と看護技術の水準の向上にも貢献すると考える。
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