研究課題/領域番号 |
18K17637
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 京都大学 (2020-2021) 滋賀医科大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
平 和也 京都大学, 医学研究科, 助教 (70804847)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 健康寿命 / 行政指標 / 政府統計 / 生態学的研究 / ログデータ / 主観的健康感 / 一般線形混合モデル / 内容分析 / インターネット / 健康情報 / 延伸 / 要因 |
研究成果の概要 |
行政が政策目標として掲げている健康寿命は、自治体によって定義の異なる3種類が存在している。3種類の健康寿命は、「健康」の定義が、客観的な基準に基づく健康寿命と主観的な基準に基づく健康寿命に大別され、相互の相関や関連要因を分析した結果、異なる指標である可能性が示唆された。 健康寿命は、人口規模が1.2万人以上の自治体ごとに年単位でしか算出できない指標であり、その延伸にかかる要因を解析する上で制約が大きいことから、健康寿命の概念を反映し、より短期間かつ個人単位で評価可能な代替指標の開発が今後の課題である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
行政の健康施策の中心にある健康寿命指標について、その構成概念や延伸要因および指標としての限界を理解することで、より効率的に政策の評価が可能となり、健康施策の向上に資する。 「健康」を客観的な要因で規定している健康寿命は介護保険制度における要介護度、主観的な要因で規定している健康寿命は主観的健康感が有意に関連していることが明らかとなった。これらは、健康寿命の「健康」を規定している変数であり、個人レベルかつより細かい時間単位での評価可能であることから、健康寿命に関連する下位指標や代替指標で政策を評価する視点も有用である可能性がある。
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