研究課題/領域番号 |
18K17639
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
古野 貴臣 佐賀大学, 医学部, 助教 (90775363)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 認知症看護 / 行動・心理症状 / 低活動症状 / リカバリー / アパシー / 看護実践 / 認知症 / アセスメント / 意欲低下 / BPSD / 看護 / 老年看護 |
研究成果の概要 |
わが国の低活動性行動・心理症状を有する認知症患者に対する看護実践に関し、文献検討を行った。その結果、見逃しやすい低活動性BPSDを有する認知症患者に対する看護実践の現状を明らかにした。 文献検討の結果を踏まえ、「アパシーのある認知症患者に対して行っている看護実践」に関して看護熟練者を対象としたインタビュー調査を実施した。 インタビュー調査の結果、認知症患者に対するリカバリーの視点が重要であることが示されたため、「認知症患者に対するリカバリー志向性評価尺度」の開発を行い、妥当性と信頼性が検証された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低活動性行動・心理症状やアパシーのある認知症患者に対する看護実践を、文献検討や熟練者へのインタビュー調査によって明らかにしたことで、このような見逃しやすい症状を抱える認知症看護に対する示唆を得ることができた。また、認知症患者に対してはパーソンセンタードケアが代表的なケアもであるが、リカバリーの視点が重要であることが示され、新たなケアモデル開発にも寄与できると期待する。本研究により、低活動性行動・心理症状を有する認知症患者がリカバリーできれば、新たに夢や希望を持って生活できること支援できると考える。
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