研究課題/領域番号 |
18K17643
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 川崎市立看護短期大学 (2020-2022) 福井県立大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
佐藤 文 川崎市立看護短期大学, その他部局等, 教授 (20778451)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 足爪 / 足趾 / フットケア / 爪ケア / 高齢者 / 自立度 / 爪爪 / 質的スケッチ技法 |
研究成果の概要 |
自立度が低い高齢者の足爪は変形を起こしやすく伸びた足爪により損傷を起こす危険があり、わらに足爪ケア時の爪損傷やほかの外傷を発生するためケアは敬遠されがちである。 そこで、高齢者施設において日常生活自立度の低い高齢者の足爪・足趾・足部の形態的特徴を明らかにした。対象25名(年齢中央値90.5歳)の足趾・足爪・足部を観察した。日常生活自立度の低い高齢者では、第1趾の足爪の肥厚が目立ち、第2~4趾の足爪はC型に変形や爪の生える方向が前方ではなく上方になっていた。また足部・足趾の変形と爪の形状に関連があることが推察された。ただし、足爪ケアのアセスメントツール開発までには至っていない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フレイル予防、介護予防の観点から、高齢者が自分の足で歩行するために足の機能が維持されていることが重要である。足の機能としても下肢の筋力だけでなく、足趾および足爪の果たす役割は大きい。しかしながら、加齢に伴う変化および自立度の低下等により足爪が変形してくると、自分では爪切りできず、さらに通常の爪切りではお手入れさえできない。そのため、どのような爪なら安全に爪切りできるのか、あるいは専門家に委ねないといけないのかを明らかにすることはとても重要である。そのため、この研究を継続して取り組み、自立して歩くための足の維持のために足爪ケアに注目できるようにしてく必要がある。
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