研究課題/領域番号 |
18K17655
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
梅田 麻希 兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 教授 (40424311)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | メンタルヘルス / 女性 / ライフコース / リプロダクティブヘルス / ジェンダー / ウィメンズヘルス / ライフコースアプローチ / 健康の社会的決定要因 / 精神保健 / 疫学 / 国際比較 / 生物学的要因 / 初潮 |
研究成果の概要 |
ライフコースアプローチを用いて、女性のメンタルヘルスに関する社会的因果統合モデルを検討した。地域住民を対象とした「世界精神保健調査日本調査2」のデータを分析し、早発初潮が40歳までのうつ病リスクを上昇させることを確認したが、この関連は、幼少期のトラウマや青年期の社会経済的不利益によっては説明されなかった。同仮説を縦断データで検証するため、「English Longitudinal Study of Aging」を用いた研究を計画した(現在も進行中)。本研究では、女性のリプロダクティブヘルスとメンタルヘルスの関連を説明する社会的要因を特定できず、生物学的な要因が寄与している可能性が示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、思春期の性的成熟と成人期のうつ病との関連に、心理社会的要因の影響は極めて限定的であることを明らかにした。この結果により、うつ病の発症には、心理社会的な要因だけでなく、性ホルモン等の身体的要因の与える影響が大きいことが明らかになった。性的ホルモンと神経系の発達、メンタルヘルスとの関連について、更なる研究を推進することで、女性のうつ病を予防する方策が見出せることを示唆することができた。
|