研究課題/領域番号 |
18K17658
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 日本赤十字看護大学 |
研究代表者 |
千葉 京子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (40248969)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 若年性認知症 / 前頭側頭葉変性症 / 家族 / 経験 / 前頭側頭型認知症 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は前頭側頭葉変性症と診断された若年性認知症者とその家族の経験を明らかにすることである。若年性認知症者と配偶者と子どもで構成された3家族にインタビューを実施した。家族の経験として明らかになったことは、家族成員の一人が前頭側頭葉変性症という診断名を与えられるという人生のイベントの前後で家族成員は各自の病いの経験をし、その経験は家族の転機となっていた。診断名を与えられたことにより、診断前の経験が病いの経験として顕在化された。夫の一人は、妻が病いであるという事実を夫婦の物語に組み込むことで、夫婦の関係を「つなぐ」ことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は研究期間を4年間とし、継続的にデータ収集を行うことにより前頭側頭葉変性症と診断された若年性認知症者とその家族の経験を前向きに捉えることが出来る。若年性認知症者のケアを体系化する一助として、本人とその家族を対象とする総合的な支援を検討できる意義がある。
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