研究課題/領域番号 |
18K17660
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
松井 菜摘 武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (90806803)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 高齢初産婦 / 育児不安 / 産後うつ / 4か月児 / 母親 / 35歳以上 / 年齢 / 妊娠期 / 育児期 / 生活実態 / 40歳以上 / 初妊婦 / 初産婦 / 高齢初妊婦 / 困りごと |
研究成果の概要 |
高齢初産婦における妊娠期や育児期の体験をふまえて、育児不安や産後うつとその関連要因を明らかにすることを目的として、半構造化面接調査および自記式質問紙調査を行った。この結果、高齢初産婦は、妊娠期には、妊娠できたことに喜ぶ一方で、妊娠や出産、産後の育児に対する不安や葛藤を抱え、育児期には、無事に出産して児と過ごせる喜びを感じるとともに、理想と現実の間で揺れ動きながら、児の成長とともに集積する痛みや疲労等を経験していること、また産後の健康状態、育児生活の受容、特性的自己効力感が育児不安や産後うつにつながりやすいことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに明らかにされていなかった、高齢初産婦の育児不安や産後うつの関連要因として、産後の健康状態、育児生活の受容、特性的自己効力感が示されたことは、育児不安や産後うつといった支援が必要な状況にある高齢初産婦への具体的な支援を検討することができるという点で意義があると考える。また、高齢初産婦の育児不安や産後うつを予防することにより、児童虐待予防に向けた高齢初産婦への「切れ目ない支援」のより具体的な展開につながることが期待できる。
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