研究課題/領域番号 |
18K17664
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 長野保健医療大学 (2019-2022) 国立保健医療科学院 (2018) |
研究代表者 |
川崎 千恵 長野保健医療大学, 看護学部, 教授 (80648212)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Social inclusion / Isolation / Child abuse / Public health nursing / Fostering / 社会的孤立 / 児童虐待の予防 / 社会的包摂 / 社会的養護 / 虐待世代間連鎖の予防 / 自立支援 / 育児 / 虐待予防 / 援助要請行動 / ソーシャル・サポート / 児童虐待 / 公衆衛生 / 地域 / 育児支援 / 児童虐待予防 / 多機関連携 / 公衆衛生看護 |
研究成果の概要 |
社会的孤立や社会的排除の状態にある乳幼児を育てる養育者を、社会に包摂することによる児童虐待の予防を目指し、文献検討の結果に基づき、乳幼児を育てる養育者への質問紙調査と被虐待体験のある子どもの養育経験がある里親への半構造化インタビュー調査を実施した。その結果、養育者の孤立の実態と個人的背景を把握するとともに、孤立と個人的背景、関連因子の関連を明らかにした。また、被虐待体験を持つ子どもがレジリエンス要因を獲得し、社会的孤立や虐待の連鎖を予防するための養育や、養育者・被虐待体験を持つ子どもに必要な支援や制度について示唆を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、社会的孤立の状態と関連する因子についての示唆を得たという点と、虐待の連鎖に着目して、被虐待体験を持つ子どもに必要と考えられる支援や、その養育者(里親)と子ども(里子)に必要な制度やサービスについて示唆を得られたという点で、新規性があると考える。現在、社会的養護が推進されており、多くの非虐待体験を持つ子どもたちが保護され、里親に措置されている。しかし、被虐待体験を持つ子どもの措置に携わる児童相談所やフォスタリング機関の課題も多いことが明らかにされた。本研究は、社会的包摂による虐待の予防策を検討するうえでの基盤資料となる他、社会的養護のあり方を議論するうえでの基礎資料になると考える。
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