研究課題/領域番号 |
18K17667
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 香川高等専門学校 (2020) 千葉大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
大西 章也 香川高等専門学校, 電子システム工学科, 助教 (20747969)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | BMI / BCI / 脳波 / P300 / 視聴覚刺激 / 顔 / 音声 / ブレイン-マシン・インタフェース(BMI) / ユーザインタフェース / ディープラーニング / 畳み込みニューラルネットワーク(CNN) |
研究成果の概要 |
ブレイン・マシン・インタフェース(BMI)は脳波を機器制御命令に変換することができる装置である.近年,視聴覚刺激を用いたBMIが提案された.しかしそれは感覚刺激の統合による結果であろうか.また,顔画像や情動など刺激の内容に影響を受けるであろうか.本研究では顔画像と音声を刺激として用いた視線の移動を必要としないBMIを開発し,刺激強度を統制した実験を行った.その結果,視聴覚刺激の性能向上は刺激内容の統合によることを示唆する結果が得られた.また,情動を視聴覚刺激に加えたが,有意な精度向上は認められなかった.本研究で開発したシステムはオンライン平均識別精度85.71±11.50%であった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
BMIは手足が不自由な方が福祉機器を制御するための新しい手法として着目されている.従来のBMIは視線の制御により性能が左右されるものであったため視線を自由に動かせない患者に適さない問題があった.本研究では視線の移動を必要としないBMIに視聴覚刺激を導入し,それにより精度が向上することを明らかにした.本研究で開発したBMIを用いることで手足が不自由で,かつ視線を自由に動かすことが難しい方が使えるようなBMIを開発することが可能となり,国民の生活の質の向上に貢献すると考える.
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