研究課題/領域番号 |
18K17673
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
|
研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
村上 愛由 徳島大学, 病院, 医員 (30726609)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
|
キーワード | 睡眠時無呼吸症 / 舌運動 / 睡眠時無呼吸低呼吸指数 / 機能訓練 / トレーニング装置 / 口腔内装置 / 舌 / AHI / 舌圧 / 舌筋訓練装置 / 睡眠時無呼吸症候群 / トレーニング |
研究成果の概要 |
本研究は、医科にて睡眠時無呼吸症(OSA)と診断されたが、経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)の保険診療適応外もしくはCPAP治療を望まず口腔内装置(OA)を希望する患者に対して、OAだけではなく、舌運動によりOSA軽減を目指して治療を行った。 38名の患者の中で、無作為に舌トレーニング装置を渡した患者が13名を対象に調査を行った。そのうち、4名の患者は高頻度で舌トレーニング装置を使用した。その内1名は、舌のトレーニングにより、無呼吸低呼吸指数が約50%半減した。しかし、それ以外の患者では、数値が増加もしくは変わらなかった。本研究では、舌のトレーニング効果は十分な効果を認めなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
睡眠時無呼吸症は、日中の眠気により社会生活に不都合を来すだけではなく、身体的にも心疾患および糖尿病に関連があるとされている。その治療法としては、歯科では口腔内装置を提供することで、その治療に当たっている。しかし、口腔内装置は根本的な解決にはなっておらず、口腔内装置で気道を広げ、無呼吸症を防止している。しかし、装置を外すと、再度無呼吸症になりかねない。 本研究の学術的な意義として、舌のトレーニングをすることで、舌筋を鍛え睡眠中の舌根沈下を防止すること、さらには無呼吸症の根本解決につなげられるかを検証することである。また、社会的には無呼吸症を舌トレーニングにより根本解決し、QOL向上を目指す。
|