研究課題/領域番号 |
18K17687
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 (2019) 帝京大学 (2018) |
研究代表者 |
太田 大樹 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 助教 (10712432)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 痛み / 侵害受容器 / 交感神経 / 非活動性侵害受容器 / 骨格筋疼痛 / 単一神経記録法 / 局所遺伝子解析 |
研究成果の概要 |
本研究では「非活動性侵害受容器」に着目し、電気生理学的特性による骨格筋神経の分類を行った。また、骨格筋神経細胞における「非活動性侵害受容器」特異的マーカー因子の発現形態を組織学的手法により調べた。その結果、骨格筋神経において「非活動性侵害受容器」が存在し病態化により活動性を獲得することや、骨格筋神経には交感神経が極めて多く分布することがわかった。さらに、「非活動性侵害受容器」の特異的マーカー因子が骨格筋神経にも発現することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肩こりや腰痛などの骨格筋の痛みは、我が国においてきわめて罹患者数が多くありふれた病態であるにもかかわらず、不明な点が多く残されている。その理由の一つに、骨格筋の痛みそのものの理解が他組織に比べ遅れている点が挙げられる。本研究では、骨格筋神経にも「非活動性侵害受容器」が存在し活性化すること、この特異的マーカー因子が骨格筋神経細胞にも発現するとの知見を得ることができた。これらの研究成果は、骨格筋神経の再分類という学術的意義とともに、骨格筋の痛み治療に寄与することが期待される。
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