研究課題/領域番号 |
18K17695
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
松田 文浩 藤田医科大学, 保健学研究科, 講師 (30646998)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脳卒中 / 片麻痺 / 歩行 / 定量的 / 評価 / 三次元動作分析 / 阻害因子 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,片麻痺者の歩行阻害因子を定量的に評価する方法を開発することである.歩行時麻痺側遊脚相に求められる足挙上機能,麻痺側立脚相に求められる体重支持機能を測るための指標値を作成し,それらの妥当性を検討した.その結果,立位にて麻痺足を挙上した際の下肢短縮量が,麻痺の重症度や歩行速度,歩行時の麻痺側下肢短縮量と有意な相関を示した.また,非麻痺足挙上時の骨盤の動揺を表す指標値が,麻痺の重症度や歩行速度,麻痺側立脚機能を表す時間・距離因子と有意な相関を示した.本研究によって,歩行に求められる主な機能の定量的評価が可能となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歩行に求められる機能を立位課題から評価できることによって,歩行困難な患者の問題点を客観的に捉えることが可能となった.客観的評価に基づいて早期より介入できれば,効率的な歩行障害の改善につながる.多くの患者のQuality of Lifeを向上させるとともに,介護者の負担軽減に貢献できる可能性があり,社会的意義は大きい.また,近年開発されているリハビリテーションロボット等を用いた新しい介入方法の効果判定にも利用できるため,学術的にも有意義である.
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