研究課題/領域番号 |
18K17700
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 畿央大学 |
研究代表者 |
信迫 悟志 畿央大学, 健康科学部, 准教授 (50749794)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 発達性協調運動障害 / 運動主体感 / 感覚依存特性 / 確率共鳴 / 閾値下振動触覚ノイズ刺激 / 内部モデル / 抑うつ症状 / 定型発達 / 感覚特性 / 微細運動スキル / 二重盲検介入研究 / 感覚-運動統合 / 知覚バイアス / シングルケーススタディ / 感覚運動統合 / 視覚依存 / 閾値下振動触覚刺激 / 手先の器用さ / 運動観察 / 視覚-運動統合 / 自動模倣 |
研究成果の概要 |
本研究では,発達性協調運動障害を有する児における運動主体感(この運動は自分が引き起こした運動であるという主観的感覚)と感覚依存特性の変容について検証し,協調運動技能の低下に対する確率共鳴現象による介入効果を検証した。 本研究は,発達性協調運動障害を有する児では,定型発達児と比較して,運動主体感が変容し,視覚情報に依存しやすい傾向があることを明らかにした。また確率共鳴現象の提供によって,微細運動機能が即時的に改善することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達性協調運動障害は,協調運動技能(運動の器用さ)の獲得や遂行に著しい低下をきたし,日常生活や学校生活に困難を有するだけでなく,自己肯定感の低下,不安障害や抑うつ症状といった精神心理面にも影響をきたす神経発達障害であり,その頻度は学童期の5~6%と非常に高い。 本研究は,発達性協調運動障害を有する児に運動主体感の変容が生じていること,また身体感覚より視覚情報に依存しやすい傾向があることが運動の不器用さに繋がっていることを明らかにし,確率共鳴現象の提供によって,即時的に運動の不器用さが改善することを明らかにした。
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