研究課題/領域番号 |
18K17703
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
|
研究機関 | 東海大学 (2020) 愛知医療学院短期大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
清島 大資 東海大学, 医学部, 講師 (80756370)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 超音波 / 培養筋管 / 筋肥大 / メカニカルストレス / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
超音波療法は骨折部位の治癒促進などに用いられているが、筋萎縮への効果は不明な点が多い。我々は、この超音波刺激に筋細胞から分化誘導した筋管を肥大させる作用があることを見出し、廃用性筋萎縮の予防に超音波療法も活用できる可能性があると考えた。本研究では、まず超音波刺激に対する培養筋管への筋肥大効果の最適条件を検討した。次に、培養期間の違いによる筋肥大効果への影響を検討した。その結果、超音波の刺激強度や照射時間率が高いほど培養筋管の肥大効果が高い傾向がみられた。また、筋肥大効果は培養期間が長くなると認められなかった。この筋肥大には自己分泌/傍分泌機構が関係していることが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで超音波療法は骨折部位の治癒促進などに用いられてきたが、超音波刺激の使用や処方に関しての科学的根拠が乏しいため、個人の経験に基づいて行われてきた。特に筋に対する超音波刺激の報告はほとんどなかった。本研究は超音波の生体組織への作用の科学的な理解につながり、超音波照射の筋肥大効果が確認され、その仕組みが明らかになれば、廃用性筋萎縮予防の糸口が得られるだけはなく、老化や寝たきりで生じる諸症候の新規治療法の発見にもつながる可能性がある。本研究の成果は、その礎となるものだと考える。
|