研究課題/領域番号 |
18K17704
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 公益財団法人田附興風会 |
研究代表者 |
上坂 建太 公益財団法人田附興風会, 医学研究所 保健・健康研究部, 研究員 (40814207)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 収縮能が保たれた心不全 / 体重減少 / 予後 / 心不全 / HFpEF / 非侵襲的間欠的陽圧換気療法 / 呼吸困難感 / 運動耐容能 |
研究成果の概要 |
心不全患者の高齢化に伴い、収縮能が保たれた心不全(HFpEF)患者が増加している。HFpEF患者の運動耐容能低下は、退院後の予後不良因子である。本研究は、非侵襲的間欠的陽圧換気療法(NIPPV)併用下における運動療法により、運動耐容能低下改善効果を検討する予定であった。しかし、COVID-19流行によりNIPPV使用が困難となった。そこで、HFpEF患者の退院後の予後不良因子を検討することを目的とし、HFpEF患者対象とした前向きコホート研究のサブ解析を行った。その結果、退院後の体重減少がHFpEF患者の予後不良因子となることを明らかにした
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の当初の目的とした収縮能が保たれた心不全患者(HFpEF)に対して、非侵襲的間欠的陽圧換気療法で呼吸をサポートすることによる運動耐容能改善効果は明らかとはならなかった。しかし、高齢かつ併存疾患を多く有するHFpEF患者において、退院後の体重減少が新たな予後因子として明らかとなった。このことは、HFpEF患者の退院後の予後悪化を防ぐための新たな方策を開発する上で重要であると考える。今後、HFpEF患者の予後を改善させるための包括的な介入方策の立案が必要と考えられる。
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