研究課題/領域番号 |
18K17705
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 (2019-2021, 2024) 独立行政法人国立病院機構村山医療センター(臨床研究部) (2018) |
研究代表者 |
竹内 翔 関西医科大学, 医学部, 研究医員 (40814190)
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研究期間 (年度) |
2024-01-17 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 脊髄損傷 / 日常生活動作 / 評価 / SCIM-SR / SCIM / 脊髄損傷自立度評価法 / 自立度評価法 / セルフレポート / 日常生活自立度 / ADL / 日常生活動作評価法 |
研究開始時の研究の概要 |
SCIM-SR(自己記入式の、脊髄損傷患者の日常生活動作の評価方法)の利用における問題点や課題を明らかにしていく。リハビリテーション医療で使用される様々な日常生活動作(ADL)の評価方法の、実務的に運用方法や利用における課題点を、学会参加を通して抽出していく。さらに、すでに翻訳妥当性を示した日本語版SCIM-SRの活用方法を模索して、退院後の脊髄損傷患者の日常生活動作における問題点を明らかにしていく。
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研究実績の概要 |
脊髄損傷患者が受傷後入院でのリハビリテーションを終えた後、退院後自宅での生活における日常生活動作(ADL)の変化について、知られていないことが多い。そのため、退院後の生活においてどのような問題が発生しやすいのか、明らかにすることで、入院中に退院後の生活を見越してリハビリテーション指導を効率的に行ったり、退院後の生活指導を適切に行うことができることが期待できる。 一般にADLの評価は、機能的自立度評価法(FIM)を用いて評価されることが多い。しかしFIMでは脊髄損傷患者特有の問題を十分に評価できないという問題がある。そのため、脊髄損傷自立度評価法(SCIM)が作成され、英語・日本語・その他各国の言語で使用されてきた。しかしSCIMは、患者のADLを医療者が観察することで評価するため、退院後の外来で使用するには不適切であった。そのため自己採点形式のSCIMであるSCIM-SRが英語など欧米の言語で作成・使用されてきた。 SCIM-SRを日本語でも使用できるようにするために、SCIM-SRを日本語へ翻訳、英語へ逆翻訳したうえで、100名の脊髄損傷患者のADLをSCIMとSCIM-SRで評価することで妥当性(validity)を評価した。以上の研究成果を日本脊髄障害医学会・日本リハビリテーション医学会・国際リハビリテーション医学会(ISPRM)で報告してきた。またpeer-reviewの学術雑誌であるSpinal Cordに"Adaptation and validation of the Japanese version of the Spinal Cord Independence Measure (SCIM III) self-report"のタイトルで2021年4月にpublishした。
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