研究課題/領域番号 |
18K17707
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
橋本 泰成 北見工業大学, 工学部, 准教授 (80610253)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 脳波 / ニューロフィードバック / リハビリテーション / 筋電図 / フィードバック |
研究成果の概要 |
脳卒中のリハビリに革新をもたらす技術としてブレイン・マシン・インタフェース(BMI)技術が注目されている。しかしながら、脳卒中患者向けのBMI実用化というゴールにたどり着くまでには、まだ課題が山積している。特に、脳波を専門とする研究者でなくてもBMIシステムを使えるようにすること(ユーザビリティの課題)、そして、適切な訓練の頻度や一回あたりの時間などの訓練量を最適化することが課題となっている。本研究ではこれらの課題を解決することを目指した。研究結果として、少人数ではあるが、脳卒中発症から7日から24日後の患者4名がベッド上で安全に訓練できることを示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急性期に対するBMI訓練は、筋活動を必要とせず、本研究で開発したようなベッドサイドでも使用可能なBMIシステムであれば、早期のリハビリテーションを開始できるという点で、今後の発展次第ではBMIの有用性を示すことができる。そのためには訓練前後の上肢の機能改善のより詳細な分析や適切な対照群の設定、被験者数の拡大、長期のフォローアップが必要となるだろう。本研究は対照群のない短期間の予備的試験であったが、BMIシステムの使用可能性や安全性を示すことで、今後の長期的な、無作為化比較試験または大規模BMI介入試験を促進する結果を得られたと言える。
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