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快感情調整による認知機能向上効果の解明-顔面皮膚血流計測を用いて

研究課題

研究課題/領域番号 18K17718
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

遠藤 加菜  広島大学, 医系科学研究科(保), 助教 (60584696)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード感情 / 嗅覚刺激 / 顔面皮膚血流量 / 認知機能 / 脳血流動態 / 前頭葉認知機能 / ストループテスト / 主観的快・不快度 / 近赤外分光法 / 顔面皮膚血流 / 大脳皮質脳活動 / 快感情調整
研究成果の概要

感情を伴う嗅覚刺激が顔面皮膚血流量および局所脳活動に及ぼす影響を調べるため、頬の皮膚血流量および前頭前野ヘモグロビン動態を計測した。不快臭刺激時に前頭前野Oxy-Hb濃度と顔面皮膚血流量は増加をみとめ、両指標は相関した。主観的快・不快度は前頭前野Oxy-Hb増加量と相関したため、不快感情は顔面皮膚血流量増加に関連することが示唆された。次に、感情が認知機能に及ぼす影響を調べるため、嗅覚刺激提示後における認知ストループ課題の所要時間および誤答数を対照と比較した。不快臭提示後に課題所要時間は増加し、快・不快度は課題所要時間と負の相関がみられたため、不快感情により認知機能は低下することが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究実施により予想される意義として、顔面皮膚血流量を用いた感情評価法は、皮膚上に皮膚血流計プローブを貼付し非侵襲的に測定することで実現する。臨床現場において誰でも安全に簡単に、低コストで計測できるため測定技術の負担が少なくて済む。意思疎通が困難な方の感情を、言語を介さずに把握できるメリットがある。この評価法が感情判定に広く応用できれば、残された感情に反して意思表示が困難な方の感情を介したコミュニケーション支援の実現につながると考える。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 嗅覚刺激による快・不快の情動変化が顔面皮膚血流量および前頭葉ヘモグロビン動態に与える影響2020

    • 著者名/発表者名
      遠藤 加菜, 伊達 翔太, 中西 一義
    • 学会等名
      第54回日本作業療法学会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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