研究課題/領域番号 |
18K17732
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東京国際大学 |
研究代表者 |
川崎 翼 東京国際大学, 教育研究推進機構, 講師 (10735046)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 脳卒中 / 遂行機能 / 日常生活機能 / 日常生活能力 / 社会参加 / 慢性期脳卒中 |
研究成果の概要 |
地域在住脳卒中患者の日常生活能力(特に基本的日常生活動作能力を超えた高次な生活能力)と高次脳機能の遂行機能との関連性を検証した。その結果、遂行機能の内、動作の計画性や動作の進捗を把握する脳機能や思考の柔軟性と知的活動や新機器利用といった高次な生活機能が関連することが明らかになった。これは、高次な生活能力を向上させるためは、遂行機能トレーニングの介入が有効となる可能性を示唆しており、新たな介入方法の基礎となる知見となった。 本来の計画であれば、遂行機能トレーニングによる高次な生活機能の改善効果を検証する予定であったが、新型コロナウイルス蔓延の影響により介入研究まで着手することができなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で明らかにすることができた、遂行機能と高次な生活機能との関連性は、今後高次な生活機能を向上させる必要のある脳卒中患者に対する介入方法を開発するための基盤になる。これまでの高次な生活機能を改善させるための介入方法は、主に繰り返しその動作を経験するという方法が用いられてきた。高次な生活機能には、複雑な順序性を整理して計画し実行するという遂行機能が必要となる。今回の研究は、高次な生活機能と遂行機能の関連性を直接検証している点で、新たな介入方法の開発が促されるという点で意義深いといえる。
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