研究課題/領域番号 |
18K17743
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
緒方 悠太 久留米大学, 大学病院, 医療技術員 (00807951)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 半月板損傷 / 理学療法 / 筋骨格モデリング / リハビリテーション / 保存療法 / 動作解析 / 歩行 / 痛み / 筋骨格モデリングシステム / バイオメカニクス / 半月板 |
研究成果の概要 |
膝半月板損傷患者に対して手術を行わない治療の前後でどの様なメカニズムで痛みが生じているか調査した。治療により膝の痛みや可動域、筋力は改善し、歩いている時の膝の屈伸運動が大きくなることが分かった。介入前に膝の屈伸運動を小さくしているのは、大腿骨と脛骨を圧迫する力を小さくするためであると考えられた。また、股関節の筋、特に中殿筋の力が低下すると膝蓋骨を圧迫する力が大きくなることが分かった。膝半月板損傷患者で膝蓋骨周囲の痛みを有する患者に対しては股関節への介入も有用である可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
どういった特徴を持つ半月板損傷患者が手術を行わずに保存療法で症状が改善するか、手術療法と保存療法の選択基準は明らかになっていない。本研究は膝関節疾患の患者に対して股関節への介入を行う生体力学的なエビデンスを提供した点で学術的な意義がある。また、より具体的な保存療法の方針を示すことで手術療法を行う患者を減らし、将来的な医療費削減の一助となる知見を提供した点で社会的な意義があると考えられる。
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