研究課題/領域番号 |
18K17750
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 (2019-2022) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
松島 佳苗 関西医科大学, リハビリテーション学部, 准教授 (60711538)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / くすぐり / 養育者 / 触覚 / 視線計測 / 対人反応 / コミュニケーション / 遊び / 自閉スペクトラム / 感覚特性 / 保護者 / 対人コミュニケーション / 自律神経活動 / 乳幼児 / 感覚処理 |
研究成果の概要 |
身体接触を伴うコミュニケーションは、言語コミュニケーションに先立って発達早期からみられるものである。しかし、触覚を含む感覚刺激に対して非定型的な反応(過敏など)を示しやすい自閉スペクトラム症(ASD)児では、その様な身体接触への対人反応が定型発達児とは異なっている可能性がある。本研究では、就学前までの乳幼児を対象に、対人的要素を含む触覚刺激として「くすぐり」に対する反応特性を定量的指標を用いて計測することを試みた。具体的には、行動反応、相手の行動を期待している時の視線、くすぐり課題を行う前の自律神経活動の記録・計測を行った。そして、これらの指標とASDの重症度と感覚特性の関連を検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、「くすぐり」遊びといった日常的な親子の関わりの中で、着目すべきASD児の行動反応が一部明らかとなった。この様な行動反応の特徴は、自然な対人交流の観察場面における乳幼児期の対人的反応の特性を捉え、療育や治療の効果、そして発達の経時的変化を捉えていくための有用な指標の1つとなることが期待される。ただし、本研究によって得られた成果を、早期からの非言語コミュニケーションの支援に応用していくためには、より多くの対象者のデータに基づき、さらなる検証を行っていくことが不可欠であると考える。
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