• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

糖尿病性膀胱機能障害への磁気刺激神経調整的新システムの確立‐基礎・臨床的検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K17752
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関琉球大学

研究代表者

木村 隆  琉球大学, 病院, 助教 (50748019)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード糖尿病 / 低活動膀胱 / 過活動膀胱 / 非薬物療法 / 神経因性膀胱 / 排尿障害 / 低活動性膀胱 / 磁気刺激
研究成果の概要

SDメスラット(月齢3カ月)に、ストレプトゾトシンを腹腔内投与して糖尿病モデルを作成した。糖尿病作成後、3日、2週、4週、8週、12週時にコントロール及び糖尿病モデル8頭ずつ膀胱内圧測定を施行した。糖尿病モデルにおいて膀胱収縮間隔は2週目で約70%短縮し、頻尿の傾向を認めた。4週以降は時間経過に伴い膀胱収縮間隔は延長し、残尿量の増加がみられた。糖尿病発症後2週で過活動膀胱、4週目以降で低活動膀胱になることが示唆された。
次に組織学的評価のため膀胱を摘出しマグヌス装置を使用して評価した。8週以降でカルバコールに対する膀胱収縮力が低下しており、糖尿病による膀胱の器質的変化が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

糖尿病に伴う膀胱機能障害の特徴は、初期には過活動膀胱、末期には残尿を伴う低活動膀胱という相反現象の併存である。腎不全に移行する助長因子となっているにも関わらず、網膜症、腎症、神経障害と比較して認知されていない。糖尿病性膀胱機能障害の薬物療法は治療抵抗性であることが多く、その経時的な膀胱機能の変化は複雑で十分に解明されていない。
本研究は糖尿病に伴う膀胱機能の経時的な変化を、機能学的、組織学的に解明した初めての研究である。糖尿病の各病期における膀胱機能障害の状態を把握することで薬物療法の適正な使用、さらには非薬物療法の応用につながり、国内の1000万人を超える糖尿病患者の予後改善が期待される。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ストレプトゾトシン誘発Ⅰ型糖尿病ラットの経時的膀胱・尿道機能変化2020

    • 著者名/発表者名
      泉恵一朗
    • 学会等名
      日本排尿機能学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi