研究課題/領域番号 |
18K17753
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
横山 和樹 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (10580053)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 自己開示 / 情緒的サポート / ピアサポート / ソーシャルサポート / 精神疾患 / リカバリー / 縦断的研究 / ピアサポーター / 情報的サポート / 情緒的支援 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,地域で生活する精神疾患をもつ当事者の自己開示量を対象別および内容別に調査し,リカバリーの促進に影響する自己開示の要因を明らかにすることであった.調査の結果、家族や同様の病気や障害をもつ当事者に対しては,情緒的支援が中等度以上になれば,いずれの内容の自己開示量も増え,リカバリーの促進に影響する可能性が示された.一方で,支援者に対しては,情緒的支援が強くならないと自己開示量は増えず,リカバリーとの関連性がみられない可能性が示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から,家族や同様の病気や障害をもつ当事者に対する自己開示が,リカバリーの促進に影響することが明らかになり,自己開示を通じた関係性の構築をリハビリテーションで扱う意義が示された.また,精神疾患と障害の開示だけではなく,生活状況や自分の強みの開示が,当事者のリカバリーの促進に寄与する可能性も示された.これらはリカバリーモデルやストレングスモデルを支持する結果であり,更なる研究がエビデンスに基づくリハビリテーションの実践につながると考える.
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