研究課題/領域番号 |
18K17754
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
|
研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
齊藤 秀和 札幌医科大学, 保健医療学部, 助教 (70610369)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | 注意機能 / 神経心理学的検査 / 視線運動計測 / 神経心理検査 / 眼球運動計測 / 眼球運動 / 探索 |
研究成果の概要 |
本研究は、ヒトを対象として、類似した集合の中から特定の対象を探索する課題を開発し、その課題遂行の成績、および課題遂行中の視線運動の特性を明らかにすることを目的に実施した。 課題遂行に要する時間が短い課題(低難易度課題)と長い課題(高難易度課題)を作成して検討した結果、高難易度課題において、探索する対象を提示する領域により、課題遂行に要する時間が異なった。加えて、視線運動の計測で得られたデータを解析した結果、高難易度課題だけでなく低難易度課題を実施した際にも、探索する対象を提示する領域により、視線運動に偏りが生じることが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により開発した課題が、対象者の類似した集合からの探索における特徴抽出に貢献する可能性が示唆された。作成した課題は、異なる難易度で評価可能であり、また反応時間を測定することで探索行動特性を検討できる可能性がある。また視線運動を計測することにより、詳細な探索行動特性の検討につながると考える。 脳卒中などの疾患により認知機能が低下すると、一定の方向に注意を向ける、対象を探索するといった行動が難しくなる患者も存在し、探索行動の評価や、探索行動の訓練を実施する際の指標としても活用できる可能性があると考える。
|