研究課題/領域番号 |
18K17761
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 学校法人文京学院 文京学院大学 |
研究代表者 |
大川 孝浩 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 助教 (30649827)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | Free moment / 変形性膝関節症 / 歩行 / 摩擦 / 歩行分析 / 脛骨捻転角 / 捻じれストレス |
研究成果の概要 |
歩行中、下肢には捻じれストレスが生じている。変形性膝関節症患者の特徴として脛骨の生理的捻転角度の減少が報告されており、下肢の捻じれストレスの指標としてとFree momentに着目した。変形性膝関節症患者の歩行時のFree momentと脛骨の捻転角度との関係を明らかにする事が、変形性膝関節症の原因解明に対する新たな知見の獲得、新たな臨床応用へ一助をもたらすと考えた。変形性膝関節症群と健常者群とで比較するとFree momentの値に有意な差はないものの、脛骨捻転角度とFMとの関係に違いがあること、変形性膝関節症群の中でも対象者によって波形が明らかに異なることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Free momentについては報告数が極めて少なく、未だ明らかになっていないことが多い。変形性膝関節症患者の特徴である脛骨の変形とFree momentとの関係について明らかにすることで、変形性膝関節症に対する予防やリハビリテーションの一助になることを目的とした。 本研究によって、Free momentが健常者と変形性膝関節症患者とでは脛骨の形状との関係が異なること、また同じ変形性膝関節症であってもFree momentの波形は対象者間で大きく異なる場合があることが明らかになり、今後さらなる研究によって変形性膝関節症に関する新たな知見を得る可能性があることが示唆された。
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