研究課題/領域番号 |
18K17762
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東京都立大学 (2022) 目白大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
金野 達也 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (00758477)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 把握力調整能力 / 手指機能 / 脳血管障害 / 脳血管障害者 / リハビリテーション工学 |
研究実績の概要 |
2022年度の実績は以下の通りであった。 ①感染状況に合わせて、研究協力施設スタッフの協力を得て、感染対策を行いながら追加データをを収集することができた。また、研究協力者の所属先が変更となり、新たな研究体制でデータをとれるように説明会を実施したり、情報共有をし、データ収集をするまでの流れを確認し、研究体制を整えることができた。 ②収集したデータの一部をまとめて、脳血管障害者の把握力調整能力に関連する要因について、リハビリテーション関連の学会で発表することができた。学会発表では、研究内容について聴講者から質問を受け、研究内容や結果の解釈についてディスカッションすることができた。また、類似内容の研究を実施している他の研究者とも話す機会があり、研究の実施方法や工夫点について情報交換をすることができた。現在もデータ収集を継続しているが、現時点では、麻痺側の上肢機能項目の値が低いほど,非麻痺側の把握力調整能力は高い可能性があることが示されている。これは,重度の上肢機能障害を有する者の方が,非麻痺側の使用量が増加し,把握力調整能力が維持・向上しやすかったことが影響している可能性が示唆された.従来は麻痺の重症度と非麻痺側の機能が正の相関関係にあることが報告されているものが散見されるため、本研究結果で新たな知見が得られる可能性が示唆された。 ③考案した把握力調整能力向上のためのプログラムを実施できるように、対象者を募集しているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度は、研究代表者の所属先が変更となり、新しい業務になれるのに時間を要した。また、協力してくれる施設の感染状況が悪化し、データ収集が計画通りに行うことができなかった。2022年度は、感染リスクに配慮した上で追加のデータを収集することができたものの、研究の進行が予定よりも遅れているため、進捗状況を「遅れている」と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、継続的に研究に協力していただける施設と連携を取りながら、新たに構築した研究体制で、脳血管障害者を対象として把握力調整能力に関するデータ収集する予定である。また、得られた研究成果を学会や論文で発表していく予定である。
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