研究課題/領域番号 |
18K17779
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 畿央大学 |
研究代表者 |
西井 康恵 畿央大学, 健康科学部, 助教 (50461207)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 加熱タバコ / ラット / 加熱式タバコ / 肺障害 / 燃焼タバコ / 加熱式たばこ / 喫煙 |
研究実績の概要 |
今年度は血中と肺胞洗浄液(BALF)のコチニン、反応性タンパク(CRP)濃度の測定を行った。前年度に測定した血中コチニン濃度が、解剖時の燃焼タバコ群においては検出限界以下であり、燃焼タバコ投与後24時間経過すると、ほとんどが体外へ排出されていると示唆された。今年度測定の血中CRPにおいても解剖時は全群間で有意差はみられなかった。また血中CRPで燃焼タバコ水溶液の投与後20分、60分においても燃焼タバコ+高圧酸素群、燃焼タバコ+高圧酸素+運動群、加熱タバコ群の間に有意差はみられなかった。ところが解剖時における肺胞洗浄液のCRP濃度は燃焼タバコ群において約80μg/mL、他の群においては約30μg/mL前後であった。燃焼タバコ+高圧酸素群においてもCRPは低値であったことから、炎症は全身性ではなく肺胞内の局所性であったことが示唆された。投与後の経時的なコチニン濃度において、群間で差が認められなかったが、これはニコチンが体内で代謝されてコチニンとして血中へ移行し、主に尿から体外へ排出されるのだが、ヒトにおいては運動によって汗からも排出されるとの報告もあり、運動で汗をかかない動物においては運動群と非運動群の間で大きな差がみられなかったと示唆される。投与後60分における加熱タバコ群において血中コチニン濃度は51.0±2.2ng/mL、燃焼タバコ群13.4±2.1ng/mLと、加熱タバコ群の方が体内に吸収されたニコチン濃度は約3.8倍も高かったが、肺における炎症は燃焼タバコ群の方がCRP濃度が高かったことから。今後は肺の組織切片におけるマクロファージ数を比較して炎症についての群間の比較を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
肺の組織切片の免疫染色が完了していないため。
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今後の研究の推進方策 |
今年度中に肺組織の分析を行う。
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