研究課題/領域番号 |
18K17780
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 川崎医療福祉大学 |
研究代表者 |
伊藤 智崇 川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 准教授 (90587297)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 運動適応 / 運動学習 / 歩行 / 左右分離型トレッドミル / 大脳皮質 / 心的回転 / 運動イメージ / 身体認知 |
研究成果の概要 |
本研究では、まず歩行時の身体の適応性と認知機能との関係を調べた。その結果、認知機能評価の一つである心的回転(mental rotation: MR)課題において身体部位を回転変換させる能力と、未経験の歩行環境への適応能力との間には関連があることが示された。次に、歩行の適応学習時とMR課題時に共通して活動する後部頭頂葉(posterior parietal cortex: PPC)に着目し、歩行の適応学習過程におけるPPCの機能的な役割を調べた。その結果、PPCが歩行中の下肢の力のコントロールのばらつきを減らす役割を果たしていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、歩行の適応能力とMR課題における空間認識力との関係が明らかとなった。この成果は、身体と認知の相互作用に関する理解を深めるものであり、リハビリテーションの効果を向上させるための新たなアプローチ方法の開発にも貢献する可能性がある。さらに、歩行の適応学習過程におけるPPCの機能的役割が明らかになったことは、ヒトが環境や課題に応じて身体を適応させるための神経基盤の理解に繋がると考えられる。
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