研究課題/領域番号 |
18K17789
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
大林 太朗 筑波大学, 体育系, 助教 (60810017)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 関東大震災 / 被災地復興 / スポーツ / 運動会 / 大日本体育協会 / 東京市役所 / オリンピック / 公園 / 祭礼性 / 権田保之助 / 民衆娯楽 / 復興 / 帝都復興事業 / 東京市 / 後藤新平 / 永田秀次郎 / 嘉納治五郎 / 岸清一 / 平沼亮三 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、関東大震災(1923年)からの復興に向けた日本のスポーツ界の対応を明らかにすることであった。文献資料(文書、雑誌、新聞等)の収集・分析を通して、震災直後に大日本体育協会(現在の日本スポーツ協会・日本オリンピック委員会)が帝都復興院・東京市当局に対して提出した「願書」の内容や、各大学の運動部学生による復興支援活動・チャリティマッチの記録、さらには上野公園における被災者(主に避難民)を対象とした「慰安運動会」の内容と文化的特徴が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、従来の日本体育史研究やスポーツ人類学研究に対し、震災復興と体育・スポーツの関連性という視点で新たな知見を提供したことにある。社会的意義については、特に東日本大震災(2011年)後に社会課題とされてきた「スポーツを通した震災復興」という論点に対し、約一世紀前の関東大震災(1923年)後の被災地(東京市を中心に)における歴史的事実をもって議論の材料を提示した点にあると考えられる。
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