研究課題/領域番号 |
18K17794
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
高木 祐介 奈良教育大学, 保健体育講座, 准教授 (70707702)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 喘息 / 運動 / 肺機能 / 季節 / 大気汚染 / 季節変化 |
研究成果の概要 |
本研究は、室内基礎実験とメインのフィールド調査で構成された。基礎実験では、炎症性反応指標の呼気中NOに係る運動負荷試験を行い、喘息体質者特有の指標変化を観察した。また、「火山灰の影響」を考慮したフィールド調査でも、基礎実験同様の知見を得た。 一方、 四季に渡るフィールド調査は、2018年の自然災害と人為的災害、2019年度終盤から2021年度まで続いたCOVID-19による感染拡大の影響と緊急事態宣言発出から、完了できなかった。延長期間の2021年度は、感染状況の影響を受けず実施することが可能なアンケートによる調査法を考案し、予備調査を行うことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動時における呼気中NOの変化、特に、喘息体質者特有の指標変化(肺機能指標・炎症性指標)を観察できたこと、また、特殊環境下(火山灰や低圧等の影響)における喘息体質者の同指標変化を評価できたことである。これらは、運動によって生じる喘息体質者の炎症性反応に関する基礎的な知見、特殊環境下での運動処方に係る知見になったものと考えられた。加えて、2021年度に考案したアンケート法は、実験的手法を用いた調査のような客観性の高い指標変化は検証できないものの、喘息体質者の集団特性と大気汚染物質の季節差、地理的環境差等の関係性を把握できる内容になり、当該研究テーマへの新たなアプローチになるものと期待された。
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