研究課題/領域番号 |
18K17797
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 北海道教育大学 (2021) 作新学院大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
小林 育斗 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (90779026)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 小学生 / 投動作 / 動作分析 / 類型化 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、小学生の投動作を定量的方法により類型化し、投動作の指導に活用できるデータベースを作成することであった。小学生男女の投動作を3次元動作分析し、投球腕や体幹の角度を変数としてクラスター分析をおこない、類型(群)ごとの平均的な動作を構築した。動作パターンに分けられた各群をみると、平均投距離が大きい群ほど高学年児が多く存在する傾向にあり、平均投距離が小さい群では体幹の水平回転の動作範囲が小さい、リリース直前での肩の水平内転が大きいなどの特徴がみられた。また、平均投距離が小さい群には、低学年児だけでなく高学年児も存在した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小学生の投能力低下の要因の1つとして、学校体育における動作指導が十分ではないことが指摘されている。学校体育で投動作はドッヂボールなどに含まれるが、それらの指導書では集団技能についての記述が多い。小学生の投動作に関する先行研究をみると、観察に基づく評価・分類法が用いられており、素早く複雑な動きを伴う小学生の投動作を分類することは容易ではない。そこで本研究では、小学生の投動作を定量的方法によって類型化し、投動作の指導に活用できるデータベースを作成することを目的とした。高い投能力を示す動作パターンという基準があれば、動きを正しく評価・指導できるので、小学生の投能力向上に貢献できる。
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