研究課題/領域番号 |
18K17808
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
|
研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
小芝 裕也 関西大学, 人間健康学部, 特任体育講師 (80636746)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 動脈硬化 / 動脈スティフネス / 血管機能検査 / baPWV / 有酸素運動 / アスリート / 運動 / 脈波伝播速度 / Arterial stiffness / Exercise habits / Exercise frequency |
研究成果の概要 |
本研究は運動様式や運動回数が動脈スティフネスに及ぼす影響について検討とした。その結果、一般健常者では単回の有酸素運動において動脈スティフネスは低下を示すが、陸上長距離や投擲種目のような運動様式を持つものでは、単回の有酸素運動を実施したとしても動脈スティフネスは有意な変化を認めなかった。また、一般健常者では、隔日で3日間運動を繰り返すことで安静時の動脈スティフネスが運動実施前と比較して低値を示すことが明らかになった。このことから、一般健常者では運動を繰り返すことでより動脈スティフネスは低値を示すが、運動実施者においては運動様式により、単回の運動では効果が認められないことが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動脈スティフネスは動脈の硬化に着目した指標であり、動脈スティフネスの増加は動脈硬化のリスクが高まることを意味している。本研究は動脈スティフネスに対する運動の効果について検討し、結果、①一回限りの有酸素運動は、動脈スティフネスを低下させるが、その効果は数十分で消失する②有酸素運動を繰り返すと、運動の効果は延長する③有酸素運動を繰り返すことで、動脈スティフネスが高い者ほど改善効果が大きい④一回限りの有酸素運動は、筋力トレーニングや有酸素トレーニング習慣者では効果が認められない。以上のことが明らかになり、運動の効果は個人の動脈スティフネスの値や運動習慣により異なることが明らかとなった。
|