研究課題/領域番号 |
18K17813
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター |
研究代表者 |
安藤 良介 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ研究部, 契約研究員 (10804792)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 筋スティフネス / 爆発的運動パフォーマンス / 下腿三頭筋 / 超音波エラストグラフィ / RTD / ドロップジャンプ / 安静時弾性 / スティフネス / 爆発的な運動パフォーマンス / 剛性率 / 等尺性足関節底屈運動 / 内側腓腹筋 / ヒラメ筋 / 筋トルクの立ち上がり率 / 運動パフォーマンス / 機械的性質 / トレーニング / 温熱・冷却刺激 |
研究成果の概要 |
近年では、安静時の筋の弾性と爆発的な運動パフォーマンスの関係が示唆されている。本研究では、安静時の筋の弾性と静的・動的な運動パフォーマンスの関係を明らかにすることを目的とした。活動的な成人男女を対象とした実験において、内側腓腹筋の安静時弾性と足関節底屈トルクの立ち上がり率(RTD)及びドロップジャンプのパフォーマンスとの関係が統計学的に示された。また、8週間のドロップジャンプトレーニングは内側腓腹筋の安静時弾性を低下させる一方で、RTDに変化は見られなかった。以上のことから、横断研究では安静時弾性と運動パフォーマンスの関係が見られる一方で、縦断研究では両者に関係がないことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の横断データでは、筋の安静時弾性と運動パフォーマンスに有意な相関関係が見られた。これらの結果から、競技スポーツの現場においてのタレント発掘や中高齢者の体力測定における運動習慣のスクリーニングとして、筋の安静時弾性の測定を応用できると考えている。筋の安静時弾性の測定に要する時間は、1分以内であり、上記のような大規模測定にも耐えられるという利点がある。 一方、本研究の縦断データでは、筋の安静時弾性の変化に伴う運動パフォーマンスの変化が示されなかった。上記のように、横断データでは筋の安静時弾性と運動パフォーマンスの関係が示されているため、今後は8週間以上の長期間介入の効果を検証する必要がある。
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