研究課題/領域番号 |
18K17814
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター |
研究代表者 |
星川 雅子 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学・研究部, 主任研究員 (60284923)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | アスリート / 睡眠 / 時差 / アクチグラフ |
研究成果の概要 |
①111名分のアクチグラフデータからアスリートの普段の睡眠の特徴を示した。②31名のアスリートを対象に調べたところ、練習の開始時刻が睡眠の中央時刻やミュンヘンクロノタイプ質問紙のMSFscと関連していた。③起床直後に20ー30分間高照度光を浴びてもらったところ、昼間の眠気、POMSの活力指標とジャンプ、反応時間が有意に改善した。 ④時差8時間のアメリカ合衆国の都市にいく人に、出発4日前から光照射と30分ずつ睡眠スケジュールのシフトさせる時差調整を依頼したところ、睡眠効率低下の緩和は統計的有意には至らなかったが、就床時間および睡眠時間の延長は統計的に有意であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
①日本のアスリートの睡眠習慣がどのような状態か、海外のハイパフォーマンスアスリートと差があるのか、これまで明らかではなかったが、一般人で知られているほどの大きな差はなかった。②ミュンヘンクロノタイプ質問紙で算出されるクロノタイプの指標は、アスリートのトレーニングスケジュールの影響を受けていると考えられた。 ③適切なタイミングでの光照射は、日本での日中のパフォーマンスや気分を改善するのに役立つほか、睡眠スケジュールのシフトと組み合わせることによって、時差のある国での睡眠の悪化を軽減できる可能性がある。
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