研究課題/領域番号 |
18K17822
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
大見 武弘 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (50749190)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 内側脛骨骨膜過労性症候群 / モーメント / ヒラメ筋 / 内側脛骨過労性骨膜炎 / ランニング / 動作解析 / バイオメカニクス / ジョギング / 片脚着地衝撃 / 長距離ランナー / ランニング傷害 / 床反力 / MRI / 前向き研究 |
研究成果の概要 |
男子長距離ランナー13名を解析対象とし、彼らを内側脛骨過労性骨膜炎(MTSS)の既往がある群と既往がない群に分けた。三次元動作解析装置を用いてランニング動作中の下肢関節角度・モーメントを計測した。その結果、MTSSの既往がない群と比較して既往がある群のランニング中の足部回内モーメントは有意に小さかった。このことによりMTSSの症状がない者でも、ランニング中の運動学的差が生じていることを示すことができた。さらに下腿の大きさで正規化したヒラメ筋の横断面積はMTSSの既往がない群と比較して既往がある群のヒラメ筋が有意に小さかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ランニング障害の代表例である内側脛骨過労性症候群(MTSS)の既往がない群と比較して既往がある群のランニング中の足部回内モーメントと下腿の大きさで正規化したヒラメ筋はMTSSの既往がない群と比較して既往がある群の方が小さかった。これらのことによりMTSSの症状がない者でも、ランニング中の運動学的差や筋の大きさに差が生じていることを示すことができた。MTSSは再発が多いランニング障害である。本研究の結果から、MTSSの既往があるランナーはランニング中の足部の運動力学と下腿筋の大きさに特徴があることが示唆された。これらを注視することでMTSSの再発を予防することが可能になるかもしれない。
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