研究課題/領域番号 |
18K17829
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 帝京平成大学 |
研究代表者 |
土屋 陽祐 帝京平成大学, 現代ライフ学部, 講師 (20614473)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 繰り返し効果 / 筋損傷 / 横緩和時間 / 磁気共鳴映像法 / 運動単位 / 神経適応 / 対側繰り返し効果 / 伸張性収縮 / クロスエデュケーション |
研究成果の概要 |
伸張性収縮(ECCs)による筋損傷は、同じ部位に繰り返し負荷した場合、初回よりも2回目の方が軽減することが明らかになっている(繰り返し効果)。近年この繰り返し効果が、運動を実施していない反対側にも生じることが観察されている(対側繰り返し効果)。本研究は磁気共鳴画像法の横緩和時間(T2値)を用いて、対側繰り返し効果と筋線維の動員との関連を検証した。その結果、1回目にECCsを負荷した腕の筋よりも、2週間後のECCsを負荷していない反対側の腕の筋の方が、ECCs直後のT2の上昇が大きかった。したがって、対側繰り返し効果は筋線維の動員増加が一つの要因である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、対側性の繰り返し現象を神経系の適応の観点で、メカニズムを解明するという点において独自性を有している。繰り返し効果のメカニズムを検証した研究は複数報告されているものの、磁気共鳴画像法の横緩和時間を用いて、筋線維の動員を評価した検討はない。これらの検証によって得られた本研究の結果は、片側性の筋運動の反対側への効果メカニズムにとどまらず、スポーツや運動で受傷した際に余儀なくされるギプス固定や不活動の後のリハビリテーションに応用可能なデータを提示するものと考える。
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