研究課題/領域番号 |
18K17838
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
中村 絵美 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 助教 (10780223)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 中学野球 / 投球障害 / 成長期 / 少年野球 / 障害予防 |
研究成果の概要 |
本研究は,骨端線閉鎖前の中学野球選手を対象に,メディカルチェックを実施し,縦断的に調査を行う中で,肩肘へのストレッチングの介入効果の有無を検討することを目的とした.硬式・軟式選手ともに,投手経験のある選手に有意に肩肘痛既往者が多く,成長期選手の投手起用時には障害リスクを十分に考慮する必要が示唆された. 肩・肘のセルフチェックおよびストレッチングの実施により,硬式・軟式選手ともに,メディカルチェック時に有所見者数が減少し,一定の効果が認められた.今後,さらなる詳細について検討していく必要がある.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦において野球は国民的スポーツのひとつである.しかし近年,日本中学校体育連盟は中学生における野球競技人口が右肩下がりに減少していることを報告している.その背景には,未成熟な状態での強化練習などによる障害発生が増加していることが一因として考えられている.そのため,発育スパート期の中学野球選手にとって野球を楽しく続けるために,投球障害の予防のために必要なプログラムを立案,介入効果を示すことが重要である.本研究結果は,中学野球選手に対して肩や肘のセルフチェックおよびストレッチングを指導し,実践することで肩肘の痛みの出現を減少させられる可能性を示した.
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