研究課題/領域番号 |
18K17846
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 鹿屋体育大学 |
研究代表者 |
村田 宗紀 鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 講師 (40756607)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | シミュレーション / 最適化 / 空力 / 角速度 / テニス / ミス / 揚力・抗力係数 / シミュレーションプログラム / テニスサーブ / ミスのリスク / 打ち出し角度 / 初期条件 / ネットクリアランス |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,テニスにおけるミスのリスクを定量化する手法を提案することであった.テニスボールの揚力係数と抗力係数を推定し,テニスボールの弾道シミュレータを作成した.そして,身長やサイドが,テニスサーブのミスのリスクに与える影響を検討した.その結果,ミスのリスクは,回転数が少ないサーブでは両サイドで概ね同様であり,回転数が多いサーブでは両サイドで異なっていた.また,回転数が小さいサーブでは,身長差によるミスのリスクの差が大きかった.提案手法は,選手の身長などに応じたミスのリスクを定量化できることから,指導の個別性などへの応用が期待できる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
テニスの競技特性を考慮すると,これまで多く報告されてきたラケットスピードの獲得だけではなく,各ショットのミスのリスクを定量化することは重要である.本研究では,選手やショットの条件に応じたミスのリスクを定量化する方法を提案した.そして,サーブにおいて,サイドや選手の身長がミスのリスクに与える影響を検討した.提案した手法は,各ショットの打点や速度等に応じてミスのリスクを定量化できることから,これまでの研究で提示されているような,一般的知見を示すだけでなく,個別の指導において具体的なデータをフィードバックすることに役立つ.
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