研究課題/領域番号 |
18K17853
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
高橋 祐美子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (60780608)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 糖質 / グリコーゲン / 運動 / 人工甘味料 / 食事 / 糖質摂取 / グルコース輸送担体 / 空腸 / グリコーゲン回復 / 持久的運動 / 骨格筋グリコーゲン回復 / 骨格筋 / 小腸 / 回復 |
研究成果の概要 |
運動後のグリコーゲン回復には、糖質を摂取して体内に吸収することが必須である。小腸での糖質吸収機能は、食事中の糖質含有量の増加や人工甘味料の摂取などで高まることが動物実験で報告されていた。本研究では、①高糖質食摂取と②人工甘味料の摂取、2種の食事介入の運動後の骨格筋グリコーゲン回復への影響をマウスで検証した。①10日間の70%糖質食摂取は、50%糖質食摂取と比較して小腸の糖質輸送担体タンパク質量を増加させたが、グリコーゲン回復には影響がなかった。②人工甘味料(スクラロース)摂取は単回でも1週間でも糖質吸収タンパク質量の増加やグリコーゲン回復の促進をもたらさなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動実施者の栄養摂取のガイドラインにて、グリコーゲン回復のために運動後に糖質を多く摂取することが重要と教示されているが、運動後の食欲減退の報告は多数あり、即ち、教示通りにできない場合もあると考えられる。今回、代替案の一つとして、日々の食習慣の変化が糖質の吸収機能を変えたとの報告を踏まえ、グリコーゲン回復にも影響するか検証した。顕著な結果は得られなかったが、今後も知見を積み重ね、例えば「食事の糖質比を○○%程度まで上げれば促進効果がみられる」「△△日間の継続摂取では足りない」などと、グリコーゲン回復促進に繋げるための食事条件を明確化し、運動実施者に有益な情報を示すことに繋げられると考えている。
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