研究課題/領域番号 |
18K17856
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
廣野 準一 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (50612470)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | アキレス腱 / スポーツ外傷・障害 / 剣道 / achilles tendon / rupture / tendinopathy / 超音波 / アキレス腱障害 / 予防 |
研究成果の概要 |
本研究は、アキレス腱(AT)断裂の予防に向け、剣道の若年競技者におけるAT傷害の発生状況と関連する因子について明らかにすることを目的とした。大規模な疫学調査により、若年剣道競技者におけるAT断裂は他種目と比べて多く、方向転換時の左足で起こることが明らかとなった。また、AT断裂者には断裂前に痛みや違和感等の問題を有した者や女性の割合が高く、これらの特徴があるものはより注意すべきと考えられた。ATの問題を有した経験のある者は、経験がない者と比較して足趾の支持面が小さいにも関わらず、主な受傷側である左足をはじめとした力発揮が大きい傾向がみられ、危険因子を特定する今後の研究の参考になる知見が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果は、本邦において類をみない大規模でのアキレス腱傷害を対象とした疫学調査を行い、剣道におけるアキレス腱傷害の有症率や関連のある因子を明らかにした点で学術的意義がある。また、剣道の受傷部位および傷害の誘発事象が一定であることを明らかとし、競技者の選手生命や愛好家の運動継続を脅かす重篤な傷害であるアキレス腱断裂の予防につながる知見を示した点に社会的意義がある。
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