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時刻に着目した新たな熱中症予防法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K17858
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関県立広島大学

研究代表者

辻 文  県立広島大学, 大学教育実践センター, 准教授 (40707212)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード高体温 / 過換気 / 熱中症 / 脳虚血 / 時刻 / 暑熱順化
研究成果の概要

暑熱下において深部体温が上昇すると,高体温誘因の過換気反応が見られ,これにより動脈血中二酸化炭素(CO2)分圧の低下とそれに付随する脳血流の低下が起こる。本研究は,安静加温時における二酸化炭素に対する脳血流応答に及ぼす1) 時刻の影響および2)暑熱下運動トレーニングの時間帯の影響を検討した。その結果,安静加温時において脳血管の拡張反応は早朝よりも夕方に低下すること,さらに,CO2に対する脳血管応答性は暑熱下運動トレーニングの時間帯の影響を受けないことが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年,体温上昇時に起こる過換気とそれに付随する脳血流の低下が熱中症の一因であることが示唆されているが,これら反応に及ぼす時刻の影響はほとんど明らかではなかった。本研究の結果,早朝よりも夕方では高体温時の脳血管拡張機能が低下することが明らかになった。熱中症による搬送者数は早朝よりも昼から夕方で多く,これには単に気温の変化だけでなく,本研究で観察された夕方における二酸化炭素に対する脳血管拡張機能の低下といった高体温時の脳血流反応の日内変化が関与している可能性がある。本結果は暑熱環境下おける安全確保とその具体策を提示する上で重要な基礎的知見になると考えられる。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Effect of time-of-day on cerebral CO2 reactivity in resting heated humans2019

    • 著者名/発表者名
      Bun Tsuji, Saori Yamashita, Mika Yamamoto, Naoto Fujii, Takeshi Nishiyasu
    • 学会等名
      ARIHHP Human High Performance International Forum 2019
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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