研究課題/領域番号 |
18K17864
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
村井 友樹 東京理科大学, 教養教育研究院葛飾キャンパス教養部, 助教 (30801154)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ソフトテニス / 軟式庭球 / 大日本体育会 / スポーツ史 |
研究成果の概要 |
本研究では、戦時期日本における軟式庭球界の動向解明を目指して(1)日本庭球連盟の大日本体育協会への加盟経緯、(2)日本軟式庭球連盟の大日本体育会軟式庭球部会への包摂過程、(3)大日本体育会軟式庭球部会の組織構造と活動内容を明らかにした。軟式庭球界はルールや公認球をめぐる内紛を繰り返していたが、大日本体育協会への加盟、大日本体育会軟式庭球部会への包摂という段階を経て、その都度統合が進んでいった。また、戦時期日本の軟式庭球界には、硬式庭球への対抗意識が内在していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
戦時期日本では日本文化である武道が奨励され、欧米文化であるスポーツは批判・弾圧の対象となったと言われている。そして近年、このようなイメージの修正が図られている。本研究は、欧米文化であるテニスを基に日本独自に発展したスポーツである軟式庭球に着目し、戦時期日本における軟式庭球界の動向を解明した。本研究の成果は、戦時期日本のスポーツに関する研究を補完するだけでなく、日本文化としての軟式庭球を国内外に発信する材料となることを期するものでもある。
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