研究課題/領域番号 |
18K17865
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2019-2021) 早稲田大学 (2018) |
研究代表者 |
東原 綾子 慶應義塾大学, 体育研究所(日吉), 助教 (90724237)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | スポーツ外傷 / 肉離れ / ハムストリングス / 筋活動 / 筋腱長 / 皮質脊髄路興奮性 / 大腿二頭筋 / 経頭蓋磁気刺激 / 大腿四頭筋 / 皮質脊髄路 / 筋力比 / 出入力曲線 / ハムストリングス肉離れ / 筋電図 / 三次元動作解析 / 再受傷 / 筋活動低下 |
研究成果の概要 |
本研究では、肉離れ受傷筋における筋活動動態や皮質脊髄路の興奮性を評価し、肉離れ受傷既往が末梢・中枢神経系を含めた神経筋の運動制御機構に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、以下の成果を得た。 (1)ハムストリングス肉離れ既往歴を有するアスリートは、競技復帰後であっても既往のあるハムストリングス自体の筋機能や伸張性が十分回復していない可能性があることが示唆され、受傷後のリハビリテーションにおけるハムストリングスおよびその周囲筋の筋機能評価の重要性が示された。 (2)皮質脊髄路の神経動員特性の評価を試み、これまで評価されてこなかったハムストリングスの神経-筋制御機能を評価できる可能性が見出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ハムストリングス肉離れはスポーツ競技を問わず発生率が高く、さらに再発率が高いことからスポーツ選手の競技力低下に大きな影響をもたらす。この受傷・再受傷リスク因子を明らかにし、効果的な予防策を講じることはアスリートのパフォーマンス向上に大きく寄与するばかりか、一般のスポーツ愛好者にとっても健康的なスポーツ活動の継続が期待される。本研究では、運動指令の結果として生じる筋活動や動作特性の分析のみならず、筋出力を調整し、動作を生み出す神経-筋制御特性に着目することで、未だ全容がつかめていないハムストリングス肉離れ再受傷リスク要因の解明に大きく貢献できる。
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