研究課題/領域番号 |
18K17866
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 南山大学 (2019-2022) 早稲田大学 (2018) |
研究代表者 |
加藤 孝基 南山大学, 経済学部, 准教授 (10750771)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 筋弛緩 / 反応時間 / 筋活動 / TMS / 運動抑制 / 前筋運動時間 / 個人差 / 協調運動 / 一次運動野 / 筋電図 |
研究成果の概要 |
2018年度および2019年度を中心に、筋の弛緩に関わる個人差について、様々な筋を対象とした網羅的な実験を行った。具体的には、各筋の収縮および弛緩の筋活動を、様々な基準を設けて定量化し、個人差や部位差を比較検討した。その結果、収縮及び弛緩の筋活動動態は様々な筋によって異なり、さらに個人差はいくつかのパターンに分類されることが明らかになった。 また、2019年度には、筋のリラックスに関わる総説論文を国際誌に発表した。2020年度は、covid-19の影響により十分な実験が出来なかったが、2021年度からは、反応時間に関する実験を行い、陸上短距離走者と一般人との違いを詳細に明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで神経生理学の研究では、動物やヒトのある程度の個人差は無視し、集団を平均化したものを比較することで、その特徴やメカニズムを明らかにしてきた。それに対し、本研究は、複雑な動作が上手く出来る人と出来ない人の“個人差”に着目した。得られた成果は、スポーツや楽器演奏、リハビリなどのあらゆる場面において、“なぜか自分だけ出来ない”という人に対し、学習を手助けする貴重な知見となるだろう。さらに、ヒューマンインターフェース(ヒトの動作とより協調した機械の開発)や高齢者のQuality of Lifeの向上(日常生活動作遂行能力を維持・増進させるトレーニング法の開発)にも貢献できるだろう。
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