研究課題/領域番号 |
18K17867
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
藤田 善也 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 准教授 (30633226)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 走法選択 / 滑走速度 / 斜度 / 上肢と下肢 / 貢献度 / 走法 / 比較 / スキー反力 / ポール反力 / サブ走法 / キネティクス / 足底圧力 / バイオメカニクス / 力の貢献 / 力センサ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,上下肢による力の発揮と滑走速度への貢献度を走法間で比較することであった.スケーティング種目およびクラシカル種目でサブ走法が切り替わる斜度と速度を特定した結果,約5度の上り坂では,低速滑走時にはV1スケーティング走法を,高速滑走時ではV2スケーティング走法が選択された.また,約1-4度の斜度ではダブルポーリング走法,約4-7度の斜度ではキックダブルポーリング走法,約7度以上の斜度ではダイアゴナル走法が選択された.さらに平地と上り坂でポールの装着の有無による影響を検討した結果,V2スケーティング走法の滑走速度の低下が大きいこと,特に上り坂において顕著であることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
クロスカントリースキーは,両手にポール,両足にスキー板を装着して滑走運動を行うユニークな動作特性を有しており,その歴史は紀元前に遡る.さまざまなサブ走法が開発,改良されたが,競技によって開発が顕著となり,競技会では複数のサブ走法が使い分けられている.このサブ走法の選択は,より速度を高めたり,より運動効率を高めたりする目的で行われており,本研究によって上り坂で選択される走法は下肢の貢献が高いことが示された.このことは平地ではより上肢の貢献が高い走法が選択され,上り坂ではより下肢の貢献が高い走法が選択されることを示しており,走法を変えることで移動運動をより効率的に実施できることが明らかとなった。
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