研究課題/領域番号 |
18K17869
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
山本 悦史 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 助教 (30757670)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | プロスポーツ / イノベーション / ビジネス化 / ローカル化 / 共通価値の創造 / ジレンマ / マーケティング / スポーツイノベーション / 組織構造 / 生産性 / 価値基準 / Jリーグ / 地域 |
研究成果の概要 |
本研究では、Jリーグ加盟クラブ(Jクラブ)における「ビジネス化戦略」と「ローカル化戦略」の実践状況を同時に測定するための指標が開発された。結果として、これらの指標を用いて各クラブを4つのタイプに分類できることが立証されたほか,各タイプに分布するJクラブの経営特性を可視化させることが可能になった.また、これらの調査・分析を実施する過程では、各クラブのビジネス化戦略とローカル化戦略に関わる取り組みの間でジレンマ(矛盾・葛藤)が生じている可能性も浮き彫りになった。こうしたジレンマの発生原理を明らかにすることで、各クラブの組織能力に応じた事業創造のあり方を提案していくことが可能になると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本のプロスポーツでは、特に1990年代以降、組織の法人化に伴う経営の自立・自律を意図したビジネス化戦略と、地域コミュニティとの関係構築を可能にするためのローカル化戦略を同時追求することが目指されてきた。しかし、ビジネス化とローカル化の両立をめぐっては、現在も多くのクラブが試行錯誤を続けているほか、これらの同時達成に関する現状・課題を明確化するための分析フレームワークもほとんど存在していない。本研究で提案されたビジネス化指標とローカル化指標、さらにはこれらを用いたクラブの類型化(ABCDモデル)に関わる知見は、先述した社会的・学術的課題を超克するための素地を形成するものと考えられる。
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