研究課題/領域番号 |
18K17888
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小林 裕央 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任研究員 (50782778)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 投動作 / 筋活動 / 学習プログラム / 神経筋制御 / 聴覚フィードバック / 野球 / 正確性 / リリース制御 / 投球動作 / ばらつき / 発育発達 / 投球の正確性 / 運動制御 |
研究成果の概要 |
本研究は投動作中の力感やリズムといった運動感覚を可聴化して聴覚フィードバックする投動作の学習支援プログラムの開発を目指し、投動作の力感や制球力に関する神経筋制御機構を明らかにすることを目的とした。投球の正確性が高い熟練投手の特徴を調べた結果、体幹部や下肢は筋活動の再現性が高く、一方で投球腕においては筋活動のバラつきが大きかったことから投球の正確性が高い投手は身体部位によって異なる制御方略が行われていることが分かった。また、中等度と高強度で投球した際の筋活動パターンは異なり、力感によって筋活動の特徴が変わることも明らかとなった。今後はこれらの成果を踏まえ学習支援プログラムの開発を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
投動作の正確性を高める要因として再現性を高めること、そしてバラつくことで誤差修正を行うことがこれまでの研究で明らかにされていたが、これらはダーツや下手投げといった投球腕のみを対象とした報告だった。本研究では全身を使う野球の投動作を対象に検証を行った結果、身体部位によって安定性を高めるのか誤差修正を行うのかについて一部明らかにすることができ、投動作の正確性を検証する上で学術的に重要な知見が得られた。また、子供たちの投能力が低下傾向にあり、ボールを投げることが苦手だったり嫌いになってしまっている子供たちに対して効果的な学習支援プログラムの開発に繋がる点で社会的意義もあると言える。
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